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2014/05/11 (Sun) アイビーボーイと『official AMERICAN TRAD HANDBOOK』


official AMERICAN TRAD HANDBOOK(オフィシャル アメリカン・トラッド・ハンドブック)official AMERICAN TRAD HANDBOOK(オフィシャル アメリカン・トラッド・ハンドブック)
(2014/04/11)
伊藤 紫朗

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「アメリカで初対面の人と会う時にドレスアップするのは、相手への尊敬の表れである。」
ビジネス上で、という文脈で何度か出てきます。なんとも興味深い。ドレスアップが指し示すものがどれくらいのものなのかは、結局その人のセンスによるところが大きい。

自分に似合っていて、自信を持てるものを着る。あるいは清潔感ある装いを。なーんていうのはクリシェですが、ぼくの場合、シャツとタイの間に隙間はないか、そして靴の手入れがされているか否かが気になってしまう。といいつつ、実際はあまり人と会う仕事ではなく、穴蔵のような日が差さない場所での内勤なので、仕事上でのドレスアップという経験がありません。

ただ大事な人と会うときは気をつかった格好をしたいし、出掛ける場所、季節、時間、行動によって身に付けるものは変わってくる。いついかなる時も俺はジーンズにティーシャツだ、というのもスタイルのひとつで格好いいのですが、ぼくはどちらかというと、ブレない根底がありつつ変化を時々で楽しみたい。


さて、発売日に本屋へ行くと、これはおかしい、一億人すべてがアメトラに目覚めたのかと思ってしまうくらいどこの本屋にもありませんでした。悶々と過ごしているうちに週が明け、本屋に行ったら並んでいました。どうやら取次(書店の問屋)によってお店に入ってくる時期がずれたようです。


アメトラ、それはぼくがスーツやジャケットを着るようになって最初に興味を持った国のスタイルです。
王道であるBROOKS BROTHERSやPOLO RALPH LAURENなどから入り、そしてラルフローレンからはイギリスを感じ、だんだんとイギリスが好きになりました。そして今、ブリティッシュもアメリカンも両方とも好きです。

そんなブルックスやラルフローレンに興味を持ち、もっと深く知りたいと思った活字中毒のぼくにアイビーボーイという存在が現れました。
それは穂積和夫さんの描くキャラクター。『アイビーボーイ図鑑』『アイビーギャル図鑑』に載っています。その絵を一発で気に入ってしまいました。ヘリンボーンのスリーピースやシアサッカーのスーツ、あるいは紺ブレザーの着こなし、すべてがベーシックゆえ飽きることのないコーディネートで今見てもやはりこれだななどと思ってしまいます。すっかりファンになったぼくはアイビーボーイの人形まで欲しくなりました。けれどもなかなか売っているところを見かけません。ちなみに講談社から初め発刊されていて、その後文庫になったり、 2003年に愛育社から再刊されました。ぼくが手に入れたのはその版でした。今(2014年5月)アマゾンを見ると品切れのようです。ただ最近どこかの新刊書店で見た記憶があります。


IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーボーイ図鑑
(2003/09)
穂積 和夫

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IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーギャル図鑑IVY ILLUSTRATED―絵本アイビーギャル図鑑
(2003/09)
穂積 和夫

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そのアイビーボーイ、近頃では色んな媒体に使われていて、西武そごうのキャンペーンやRightOnでもキャラクターとして採用されていました。今回のこの「official AMERICAN TRAD HANDBOOK」にもアイビーボーイが載っています。そしてソリマチアキラさんのイラストも全く違うタイプで良い感じです。


この本はアメトラの総括といえそうです。また著者の伊藤さんの歴史、回顧録という部分もあります。


男も女も気になるオシャレの話―ファッション雑学A to Z (講談社プラスアルファ文庫)男も女も気になるオシャレの話―ファッション雑学A to Z (講談社プラスアルファ文庫)
(2001/04)
伊藤 紫朗

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中身は雑学満載でなかなかです。この新刊とも少し重複する内容があるなぁと思っていたら、同じ著者でした。
ちょっと、タイトルと装丁が手に取るには照れるといいますか、レジの人に「ははーん、オシャレに興味があるのね、おほほ」なんて思われたら何だかお恥ずかしいなぁという感じを感じそうで恥ずかしい感じを感じそうです。ただ経験から言うと新刊書店のレジではよほどの事情が無い限り、例えば自分が欲しい本、好きな本を買っているお客さんなどは気になりますが、どのお客さんが何買おうとあまり気にしませんでした。



TAKE 8 IVYTAKE 8 IVY
(2011/06)
不明

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伊藤紫朗さんといえば近年『TAKE8IVY』を出されています。万来舎という版元なのですが、書店に行くと必ず目を惹くツボを抑えた本を出しています。





メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編メンズ・ウエア素材の基礎知識 毛織物編
(2014/02/12)
大西基之

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読みたい


夢を叶える パリのタイユール 鈴木健次郎夢を叶える パリのタイユール 鈴木健次郎
(2013/12/20)
長谷川 喜美

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これも読みたい




ハリスツイードとアランセーター ものづくりの伝説が生きる島ハリスツイードとアランセーター ものづくりの伝説が生きる島
(2013/05/10)
長谷川 喜美

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けっこう読みたい


Savile Row(サヴィル・ロウ) A Glimpse into the World of English TailoringSavile Row(サヴィル・ロウ) A Glimpse into the World of English Tailoring
(2012/07/13)
長谷川 喜美

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これも読みたい

なんて並べてみたら著者は長谷川さんという方、気になるので今度どれかを買ってみようと思います。
決して万来舎のまわしものではございませんが、なかなか買う気にさせるタイトルです。

『official AMERICAN TRAD HANDBOOK』の少し内容に触れると

第三章のアメリカントラッドスタイルの項では、ぼくが今まで書籍などで知り得た知識、断片的に理解していたこと、感覚的に捉えていたことがすっきり整理されました。

スーツの型を

ピュアアイビースーツ
サックスーツ
ブリティッシュアメリカンスーツ

といった具合にアメトラのスタイルをいくつかに分けて、それぞれのディテールを紹介する。いまや絞りの利いたモデルもありますが、寸胴なサックといえばやはりブルックスブラザーズ。ブリティッシュアメリカンといえばラルフローレンやポールスチュワートといった具合です。近頃、ポールスチュアートが気になります。
感覚としては理解していましたが、並べられて文章にされると、頭が整理されました。

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2014/03/14 (Fri) 挑発するタイトル


100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの? (東京カレンダーMOOKS)100万円超えの高級時計を買う男ってバカなの? (東京カレンダーMOOKS)
(2014/01/09)
マキヒロチ

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この挑戦的なタイトルに煽られる阿呆なぼくわたしそれがしです。

100万を超える時計なぞ持ていないし、高価な時計を買う人をバカとは決して思わないので、なんなのですかこのタイトルは、と思い、まぁどんな罵詈雑言が、読者罵倒が書かれているのだろうかと読み始めると、ごく普通の時計に関するコミックエッセイでした。しかしぼくには学ぶところが多かった。

最もハッとしたこと。わかっちゃいたけど見て見ぬふりをしていた事柄。

「定期オーバーホールメンテナンスに出せないなら時計は買わないほうがいい。」


至極わかりました。反省中です。よい状態で維持できないなら持っちゃいけない。
これは靴にも言えることだなぁと思いました。
毎度毎回その都度もう一回履いたら修理出そうと言いつつ、爪先や踵の補修を後延ばし。



R0011782.jpg
スクエアばかりということに気づきました。

壊れてからの方が修理代かかるのは間違いなし。ただわかっちゃいるけど後回しにしてしまう。
タグホイヤーのモナコはオーバーホールに出すべきだよなぁ、もう9年は経っている。
ハミルトンのロイドも出すべきだよなぁ、もう10年以上は経っている。
そしてツイードの装いには欠かせない大好きなセイコーのロードマーベルも小気味よく秒針が音を鳴らしながら動くのをいいことに使い放題。静かな場所に行って、時計を耳に当てて秒針の音を聞くのが楽しい。


R0011765.jpg
SEIKO LORD MARVEL

そういえばこのアンティークのセイコーを手に入れたばかりの時、カミーユフォルネに行きました。時計バンドがあまりにちゃちかったので、それを替えに。結局替えなかったのですが、お店の方がこの時計に興味を持ったようで、これはかなりレアーですよ、かなり昔のですよ、かなり古い工場のですよ、とかなり熱弁しておりました。

R0011779 (2)
買った時から盤面が腐食している。なので格安でした。聞いたところ塗り直しというのを行うととても綺麗になるとのこと。この補修もいつか、と思いつつ先延ばし。バンドも替えたい。



そんな所有する時計のケア、より愛着が湧くであろう補修すらしていないのに、欲しい時計はいくつかあるという物欲。

JAEGER-LECOULTRE レベルソデュオ
一目見て惚れてしまいました。

JUNGHANS by MAXBILL クロノスコープ
教えていただいてIWCのポルトギーゼより好いではないかと思い、次の買う時計の大候補です。

その他にもOMEGAのアンティークの妙な形のごっついやつや、RADOのアンティークのほんのり近未来的なごっついやつや、よくアンティーク市で見かけるスタンダードではない妙なものに惹かれたりします。

R0011773.jpg


内容に戻ると

時計に関してはケースが薄い方が技術力があるとか、エナメル盤の手のかかり方、機械式の方がクォーツより力が強いなど、時計に関して無知に等しいぼくにはなかなか楽しめました。
それからアンティークウォッチの修理は、部品をストックしていたり、ゼロから作ってしまう人がいたり、壊れたらおしまいという憂き目には遭わなくて済みそうです。そんなお店が紹介されていました。

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2013/10/13 (Sun) 前田司郎『ジ、エクストリーム、スキヤキ』


ジ、エクストリーム、スキヤキジ、エクストリーム、スキヤキ
(2013/10/04)
前田 司郎

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はじめて前田司郎を知ったのは町田康が彼と一緒に行なった朗読会でした。いずれ本を読んでみたいなぁと思っていたところ、ひょんなことから彼のファンで、その朗読会にも来ていて、それじゃ同じ空気吸っていたんだね!と云う方と知り合い、是非読んでみてと、この新刊を貸していただきました。

生きてれば、他者とのかかわりの中でいろいろなことを感じる瞬間がある。それは近しい人でもそれほどでもない人でも。
こいつにはかなわないなぁ、すげー共感できる、何だか信頼できる、嘘っぽい、いちいち小憎たらしい、実は繊細だなぁ、本当に変なやつだなぁ、などなど。そんな中、ウマが合う奴らとは近い存在になり楽しく過ごしていくことになる。
そうして近しい友人に今更どう思われようと大した問題でもないのにええ感じに思われたいなあと自分が考える一目置かれるんじゃないか的な発言を試みる。にもかかわらず、望むようなええ感じのリアクションは得られずに、ガッカリして拗ねたりして心を閉じる、まぁ勝手なものです。
それでも心を閉じるなんてすっかり忘れてそんな友人らと出掛けたりして、それはもうやることなすことめちゃくちゃ愉快であぁーこのままずっと気が済むまで話し倒したいなぁ、なんていう非常にグル―ヴィーでノっているような瞬間に出会い、やっぱ友達っていいよねと思う、まぁ勝手なものです。

というような学生時代のことを思い出す前田司郎『ジ、エクストリーム、スキヤキ』

学校を卒業後、十何年ぶりに会う仲間。その仲間との距離感、と同時に変わらない感じの安心感。

なんだか旅行に行きたくなりました。


裏表紙に4人でスキヤキを食べている写真が使われているのですが、読み進めながらついつい勝手に、これは京子?洞口?楓?大川?などと照らし合わせること5回でした。

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2013/06/29 (Sat) 『シューメーカーの足音』


シューメーカーの足音シューメーカーの足音
(2011/10/06)
本城 雅人

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発刊当初、タイトルを見てピンときて装丁の写真のアンソニークレバリー見て、おおと思いましたが、諸事情で即買うことができずに、何年かそのままにしていた。やっと買いました。

靴が好き、それも英国靴が好みという方にとって、このミステリーは最高の舞台です。英国と日本の二人のビスポーク職人のお話です。

何しろ参考文献は『HANDMADE SHOES FOR MEN』『LAST』
そして協力にフォスター&サンの松田笑子さん

このラインナップならばおのずと想像がついてしまいます。結構靴について書いてあるんだろうなぁーと。そうなのです、靴に関する小ネタ定番ネタがそこかしこにふんだんに鏤められて話が進んでゆきます。昔からLASTとか最高級靴読本を読んでいる方には食傷気味かもしれません。

さまざまなシューメーカーが実名で出てきて楽しませてくれるなか、日本のセレクトショップがフィクション名で出てきます。これはどこがモデルなのかなぁと妄想したり、その社長は誰がモデルなのかなぁ、と妄想するのも楽しかったです。

ビスポークメイカーが既成靴を作ることにした!そしてそれが日本のセレクトショップに!というような其処彼処で聞かれるビジネスが話の中で展開されるのですが、これがエグかったです。わわわ、何だかありそうな話で恐ろしいなぁ、と門外漢なぼくは大人のビジネスの話を気楽な立場で楽しく読みました。

著者のHPを見たところ、靴がお好きなようでして、結構ビスポークされています。作品に生かされている記述もみられ興味深かった。
今秋に文庫になる模様です。

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プロフィール

decoy

Author:decoy
古本屋TweedBooks絶賛オープン中。

主にトラッドからモードまで和洋の装いや服、ファッションにまつわる全般、そして国内外文藝・人文・美術・デザイン・音楽などなど。

買取歓迎です。


筒井康隆と町田康が好きです。

HP tweedbooks.com
Twitter account @Tweedbooks

装いはクラシカルスタイルが好きです。
それをツイストさせるのが大好きです。


英国古着 
ツイードを中心に

といいつつ

BLACKFLEECE、COMME des GARCONS、YOHIJI YAMAMOTOも好きです。


英国靴も米国靴
ベーシックなものから、
コンビシューズ、
そしてギリーシューズなど、
ちょっと変わったものまで。




服飾と古本が人生の両輪です。


レコードでJAZZを聴きます。
ガッツのあるアナログの音が好きです。


いつの間にか改訂新版になります。ただ文意は変えないで、言い回しが気になると訂正します。その際画像も追加したりします。

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