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2014/02/28 (Fri) 自由 

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いまだ文学って何?って聞かれても答えられない。
けれども楽しみにしていた筒井康隆『創作の極意と掟』刊行記念イベント。
行ってきました。


何を書くかからどのように書くかの時代へ


思えば大学生の時、衝撃の出会いをした筒井康隆の小説。それは「俗物図鑑」でした。
あまりの面白さに著作をすべて読んでやろうと、神田で当時は盛んだった4冊あるいは3冊100円の文庫棚に毎日のように通い、貪るように読みました。価値観、思考方法、ものの見方が劇的に変わり、さらに読書の楽しみを教えてくれました。その後、無条件で新刊を買う作家のひとりとなりました。もうひとりは町田康です。
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定刻にピンストライプのダークグレイスリーピースにダークブラウンの薄い甲の紐靴で登場。もうすぐ80歳を迎えるとは思えない矍鑠とした佇まい。前半は事前に来場者から募った筒井さんへの質問に答え、世界を丸ごと書こうとした作家は誰か、筒井さんの好きな小説上の女性は誰か、など面白い質問がされていました。後半は「鬼仏交替」を朗読。60秒ごとに仏的人格と鬼的人格が入れ替わる奇病を持つ男のドタバタで、命を懸けた鬼気迫る仏気迫る朗読が最高の夜にしてくれました。というのもご本人曰く、これを朗読するとヘトヘトにってしまうとのこと。確かに朗読後疲れ切った様子でした。
このイベントはYOUTUBEにもアップされていました。

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そこで手に入れた宝物、自筆の色紙!まさに家宝です。額縁をどんなものにしようか楽しみです。
イベントで販売される情報は得ていましたが、署名落款の書籍が買えてお話が聞ければ満足と思っていたので、買うつもりはありませんでした。しかし、会場に入って席を取り、即売場に行くと目に入る数枚の色紙。実物を見てしまうと考え直す時間はありませんでした。ぼやぼやしていたら最後の二枚。色紙ください!と言ってました。

ウェストンでクロコのローファーを手に入れるためにこれを譲らなくてはならないと言われたら、きっと50年位クヨクヨ迷い続けて、やはり手放せないと思います。そんなわけのわからない事態にならないことを願います。でもクロコのローファーは手に入れます、いつの日か。どのようにクロコのローファーを履くか、考えると楽しい。



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そして大好きな作品のひとつ『48億の妄想』落款が現在のもと違います。これも購入は予定外でした。
これは現代の防犯カメラの如く街のあちこちにテレビ用のカメラが仕込まれていて人類皆がテレビマスコミのカメラを意識して生活するという強ち誇大妄想とはいえない強烈にマスコミを皮肉った俗物感満載の話。

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さて『創作の掟と極意』を少しだけ読んでみました。文字が内容が無茶苦茶身体に入ってきます。自由でいいんだなぁ、書く自由を認められるとワクワクします。あんなことやこんなこと書いてみたいと。色紙にあるように小説は誰にも書ける、かな。そして何を着るかからどのように着るか。

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2014/02/21 (Fri) LASTを振り返ってみて

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週始めに咳が出始めて、中盤にはとうとう発熱して、身体がフラフラとなり、あまりのだるさでわけもなくヘラヘラ笑ってしまう重篤な状態でした。このだるさは38度超はあるだろうと熱を測ってみると37.4度で、驚きました。30代後半になるとこうも体力が落ちるのかと。今後、自分の好きな服を着て大好きな靴を履く為にもジム通いが必要だなとほんの微かに思いました。

そんな久方ぶりの発熱で、咳も酷いし有給休暇が有り余っているので休みをとりました。
読書するにも字面を追うだけで頭に入らない。ならばビジュアルメインのものをと「LAST」を読み始めてしまいました。

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振り返るとこのベルルッティのソールがフィーチャーされた表紙の号が初めて買ったLASTでした。いまから7年前。まさか自分がここまで靴に関心と興味と愛しさを抱くようになるとは思ってもいませんでした。

というのも、その昔書店で働いていた時、その書店の偉い人が季刊のLASTを発売日に買っていました。気になったぼくはバックヤードに戻り、その本をぺらぺら。狂気の世界でした。
同僚に「おい、靴ってこんなに高いのかね?」
すると「ヤバイっすねー、高いっすねー」
「うん、だよなー」
などという当たり障りのないしょうもない会話。つまり、それほど興味もなく縁遠い世界でした。

当時高価だと思っていた価格が、後年(現在)になると羨ましいほどのお値段であることはいわずもがなです。

そんなぼくが靴に興味を持った話はまた別の機会にして、LASTのバックナンバーはエスクワイアが倒産する前に書店で催されていたバックナンバーフェアや古本で買い集めました。古本市場では結構値段がしっかりついているので、定価以上は払わないと決めて。VOl.1以外は揃いました。

LASTを読み直してみて、面白かった。購入当時はただ只管靴の紹介記事しか見ていませんでしたが、中欧諸国の靴の特集(VASSは昔伊勢丹で見て格好いいなと思いました)や、米英伊仏ファクトリーレポートは各メイカー改めて読んでみて色々得るものがありました。なかでもウェストンの凄さを改めて知りました。本物のグッドイヤーウェルト製法、リブを張り付けるのではなく、リブを起こして布をつける。ハンドソーンウェルトと巷で紹介されているものに近いのかな。これによる履き心地を体感したい。

革小物や鞄の特集も結構されていて、大阪は馬場万による棟方志功も愛用したボストンバッグがありそれが格好良かった。価格も比較的リーズナブルでエイジングが最高に出るであろうヌメ革っぽいのがよかった。

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そうして、ベッド脇に山積みになった雑誌と熱でヘラヘラしながら読み耽っているぼくを見た家人に、やばい怒られると思っていると、体調治ったら元に戻してね、と存外の優しい言葉。

しかし寝るにも寝られず、魘される一方で、LASTを熟読した影響で夢か現かその境で終始微笑の髭面ミッシェルペリーが電車に乗っている映像を俯瞰で見続けるというあまり嬉しくない状況でした。なぜならぼくが欲しいウェストンはクラシックラインなので。

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2014/02/18 (Tue) Denim Pants PART2

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2本しか持っていないデニムの其の二です。
アナトミカのジーンズ。これは4年くらい前にアウトレットへ行った際にジーンズ1本1万円セールをしていて買いました。当初は淡い色のデニムを探していたのですが(いまだに探しています)1万円ならばと衝動買い。なにやら珍しい色味に惹かれました。本藍染めと書いてありました。それがなんだかよくわからなかったのですが、本格的な匂いを感じたので考える時間を設けずに即決しました。

シルエットはこう見えて、腿辺りが太くて裾に向かって細くなるテーパードです。そして股上は深いので冷えずにお腹にやさしい。


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本藍染というので、洗濯したら激しく色落ちするんじゃないの?だって「本」藍染めだしさ、藍で染まるよ洗濯機が、そんな風に家人と話していて、半年ぐらい洗濯しないでいたのですが、膝が出てきてなんかみっともないので思い切って洗濯したところ色落ちはあまりしませんでした。杞憂でした。

ちょっとアナトミカのHPで調べたところ、よかった、まだ現行品でしたので説明がありました。

「本藍染」は徳島平野でしか栽培されていない蓼藍を原料とする『すくも』を用いて綛(かせ)染めされます。 徳島でしか出来ない技法、とのことです。

Lite AiとDark Aiがありました。
ぼくのは10回染めのLite Aiで、Dark Aiは30回染めとのこと。

インディゴ染料ではなく日本の蓼藍を原料とした「すくも」で染めた日本の色だったわけです。

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この色味に惹かれて買いましたが、調べてみると手がかかっています。なんだかより大事にしたくなります。

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リベットはカッパ―でしょうか。バックポケットには隠しリベットがあります。

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赤いセルビッチ

このデニムは主に夏に穿いています。白いシャツと組み合わせを気に入っているので。



エイジング云々というよりはこの色味が気に入っています。

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2014/02/16 (Sun) Denim Pants

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エドウィンのジーパンが欲しいと母親にお願いして買ってもらった中学生の頃からなのでかれこれ20年以上の付き合いになるデニムパンツというジャンル。

しかしながらどういうわけか現在手元にあるものはたった2本。あまり穿かない、というわけでもないのですが、ウールやコットンのパンツをここ何年かは偏重していました。
製造年月日から察するに今から7、8年くらい前に買い求めたもので、履くと股上は浅目で程よい太さのストレートシルエット。試着時にたまたま着ていたツイードのジャケットと色味やシルエットの相性が抜群でしたので、衝動買いをしてしまいました。そしてインディゴはこれ一本あれば十分かなと思って過ごしてきました。ところが色味が当初より変わってきたので、一本インディゴがあってもいいかなと思い始めました。淡い色のデニムをずっと探していますが、濃紺のデニム、何を選ぶか、それは今後の楽しみです。

JeanShopというアメリカのメイカーでモデル名はクラシックフィット。なんてシンプルな名前なんでしょう。確かデニム生地は岡山産、アメリカで製作しているものと聞きました。当時は糊もパキパキなリジッドでしたが、このような感じになりました

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特段意識せず、裏返して洗濯を繰り返すだけでした。長く穿いている割には色落ちは浅い方かもしれませんが、近頃、詳細に見てみると、なかなかいい感じに色落ちしてきているなぁと。

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背面も靴でいうモカ縫いのようなところがぷっくりぷっくりと色落ちしていました。
もっともっと色が落ちてしてきて、いずれクロコやアリゲーターのローファーを履きたい。デニムの良さは何にでも合わせやすいこと。そういえばいつかの夏に買ったばかりの白いスエードの靴を履いた時、履き口がが藍色に染まりました。顔も青くなりました。必死にブラシングとスエード用消しゴムと白いチョークで紛らわせました。まだその名残はありますが、年月が忘れさせてくれました。いまでは味となっています、と言い聞かせています。

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オレンジのステッチのコントラストが気に入っています。
靴との境界に靴下が見えるくらいにロールアップして履いてしまいます。


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製造年月日を表しているのでしょうが、読めない。2006年、23日は解読できるのですが、Marchなのかな?頭文字は「J」に見える。

次回はもう一本のデニムを。

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2014/02/15 (Sat) Gunclub Check Suits By BLACKFLEECE

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先だってブラックフリースのツイードを着て行って場所はブルックスブラザーズでした。そのどうしても忘れられなかったものです。本国のサイトには既に載っておらず、入手方法は国内のみ。しかしクリアランスで50%オフ。これだけ半額、売れなかったのかな。

家人に「もしかしたらいずれ飽きちゃうシルエットかもよ」
という強烈な、ぼくには恐ろしいフレーズを申し渡され、考え直す時間を設けていたのですが、忘れられなかった。
もちろん飽きる可能性はあります。メンズスーツの変化は緩やかだけれども確実にあって、否定できない。
長く着られること(少なくとも3シーズン目で着ないということは無いように)を前提に買い物をしているつもりで、その要領も少しずつですが得てきたと思っています。伝統に基づいたちょっとひねりがあるものが好きなんです。今回はベーシックなオーセンティックなトラディショナルなタイムレスな柄とのシルエットが気に入ったから、入手します!と振り切りました。言い過ぎました、懇願しました。


裾と袖口の直しを待つ間のたった2週間ほどで、急激にJ.M.Westonのゴルフを無性に手に入れたくなり、あれ?買う順番間違えたかなと思ってしまったけれども、上がってきたものを試着して、やはり買ってよかったと。
そして急にゴルフが欲しくなったのは、このスーツにゴルフ、ライトブラウンのグレインレザーを合わせたいというのが心の奥底にあったのではと思い始めました。


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この柄に惚れました。ガンクラブチェックと言われるものだと思うのですが(少々自信ありません)、発祥はアメリカン。しかしこのグレーとくすんだレッドからなるチェックからフレンチの薫りがします。あくまでぼくのイメージです。この柄とトムブラウン特有のシルエットを気に入ってしまったのです。

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柄合わせも決まっています。近頃わかるようになった見どころのひとつです。

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MADE IN USAでサウスウィック製と思われます。過去サウスウィック製のブラックフリースをシアサッカー、ツイード、ウーステッドなど何着か試着したり、購入したりしましたが、特にシアサッカーは芯地が固いのか着始めは肩のあたりが若干あたると思っていました。しかし着ているうちに馴染みます。ところが今回のジャケットは初めから柔らかいです。
素材はウール90%・カシミア10%です。この生地に起因するのかしらん。


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定番の段返り三つボタン。シルエットはサックですが、相変わらず細身です。

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手持ちのブラックフリースのラペルはすべてこの処理がされています。これの意味はというと、よくわかりません。勉強します。

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ライナーはコットン。袖のみキュプラです。コットンの分だけぬくもりがあるように感じます。感じるだけです。

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袖のボタンは2つにするか4つにするかで迷いましたが、やはり2つにしました。サックスーツですし。アメリカンを強調したかったので。

ジャケットの裾はカッタウェイと云いまして、カットされてアウェイしています、と身振り手振りで店員さんが説明しているのが面白かった。意図的に言ったのでしょう、二人で笑ってしまいました。
両脇に向かって離れていくデザインです。ブラックフリースのチェンジポケット付きのカッタウェイモデルが最も着丈が短いモデルとのことです。


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このウォッチポケット?とウェストアジャスターのディテールが堪りません。使わないのですけれども。
ウエストのサイズは調整なくジャストでした。裾丈は店員さん推奨と、ぼくの指定したちょっと短めで上げてみてくださいという長さの2つを両足でしてもらい、じゃぁその間でと脱いで長さを計測してみると、73cmと75cmでした。ちょうど間の74cmで仕上げをお願いしました。

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勿論ダブル幅は5.5cmです。この内側の仕上げは初めてみました。通常、踵側だけだと思っていたのですが特殊な仕様なのでしょうか。初めて見る処理です。

当日ライトブラウンのフルブローグを履いていったのですが、マッチしていました。勿論、黒靴でもいいはず。さらに持っていませんがブラックコードヴァンのタンカーブーツなんか格好良さそう。まぁ恐ろしいので考えなかったことにします。まずはゴルフ入手のために健全な貯蓄計画です。

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プロフィール

decoy

Author:decoy
古本屋TweedBooks絶賛オープン中。

主にトラッドからモードまで和洋の装いや服、ファッションにまつわる全般、そして国内外文藝・人文・美術・デザイン・音楽などなど。

買取歓迎です。


筒井康隆と町田康が好きです。

HP tweedbooks.com
Twitter account @Tweedbooks

装いはクラシカルスタイルが好きです。
それをツイストさせるのが大好きです。


英国古着 
ツイードを中心に

といいつつ

BLACKFLEECE、COMME des GARCONS、YOHIJI YAMAMOTOも好きです。


英国靴も米国靴
ベーシックなものから、
コンビシューズ、
そしてギリーシューズなど、
ちょっと変わったものまで。




服飾と古本が人生の両輪です。


レコードでJAZZを聴きます。
ガッツのあるアナログの音が好きです。


いつの間にか改訂新版になります。ただ文意は変えないで、言い回しが気になると訂正します。その際画像も追加したりします。

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