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2012/09/30 (Sun) 松丸本舗主義

R0010811.jpg


これからもずーっとあるものだと思っていた。無くなってしまうとうつゆとも思わなかった。聞いて唖然とした。ぼくの知る最高の本屋。閉店の理由はこの本にも少し触れられている。マスコミでも報じられている。

R0010813.jpg30日の日曜は閉店の儀、サイン会もある。行きたかった。

R0010814.jpgこの厚さ40ミリ、なんと松丸本舗の棚と同じ厚さ。


無くなってしまうと聞いて、今週2回も行ってしまった。

はじめて行ったのはオープン時。町田康の本棚目当て。ぼくはいろんな本を読んでみたいという欲もあるのだけれども、好きになった作家の著作は勿論、その作家の好きな作家、本を追いかける。なので、町田康の棚はよく見に行った。そして、いろいろ買ってみた。

笙野頼子「だいにっほん、おんたこめいわく史」シリーズや多和田葉子。
司馬遼太郎「俄」、三島由紀夫「鏡子の家」、古典落語の本
などなど。その感想は別の機会に譲る。

そして肝心の松丸本舗の棚はどうなのかというと。はじめて行ったとき圧倒的だった。そしてひたすら圧倒的に圧倒される、圧倒されすぎて迷子になる。凄く疲れる。ぼくは近視だ。だから、隅々まで気になるものを棚見すると、棚読するとかなり近づかなくてはならない。なので疲れる。圧倒的と云ったのは、その情報量。それも未知の。分からな過ぎて迷子になる。身体が慣れるのに2,3周する。すると自分の趣味趣向に凝り固まりすぎた部分が緩和され、若干、本への間口が広がる。こんなのは実は面白いかもしれないなど、普段手に取らないものを観て見たり、あるいは不思議にぼんやりと見るべきものが見えてきて、こころの奥底に沈んでいた探していたキーワードが浮かび上がってくる。そうしたらしめたもの。その棚に釘付け。

ぼくの知る本は多分1割くらい。贔屓目に格好つけても2割くらいかな。まぁ、その程度。つまり横一列の棚に知っている本が1冊か2冊、あるいはゼロ!しかしここからの広がりが凄い濃い夢中にさせる。あれもこれも読みたくなる。読みたくさせる。その時は興味が無くて、ただの棚に並ぶ活字群でも、違う時に、すこし時間が経って行くと、ぼくにとって意味を持って浮かび上がってくる。だから、なおさら閉店が哀しい。もっと時間をつかって楽しみたかった。目が疲れるくらいの理由で疎遠にしていたのが悔やまれる。

関連付けられた棚は有機的に本と本を結びつけ、さらに本と人を結ぶ。

本と人を結ぶ。松丸本舗にはブックショップエディターという方々がいる。この方々は非常に本に詳しいらしい。そして有意義な時間を共に過ごせるらしい。なぜ、らしい、らしいと伝聞推定なのかと云うと、ぼくはその存在を知らなかった。いやマスコミの報道で着物を着た綺麗な方がいたりするのは知っていたが、それはイベントや講義・ワークショップの時にあらわれる存在だと思っていた。まさか本の購入の相談をしてくれるなんて知らなかった。嗚呼、いろいろ話をしてみたかった。今日買った『松丸本舗主義』と友人の報告でで知りました、その存在を。日本の中世の歴史が好きだという私の友人が経験した話によると相当詳しいらしい。その友人は最近まで松丸の存在を知らず、ついこの間知って、初めて行って大興奮したと言っていた。


実はぼくもこのブックショップエディター、お店によってはブックコンシェルジュというのだろうか、書店のこれからはこれがかなり重要だと思っている。

最後に購入したもの
松岡正剛「松丸本舗主義」牧野信一「ゼーロン・淡雪」安部公房「無関係な死」

ゼーロン・淡雪 他十一篇 (岩波文庫)ゼーロン・淡雪 他十一篇 (岩波文庫)
(1990/11/16)
牧野 信一

商品詳細を見る


牧野伸一は先日行ったときに、ボルヘスや筒井康隆、小松左京などが並ぶ棚にあった全く未知の作家。そうしたら今フェア中のやくしまるえつこの書棚にもあった。そして、彼女の奨める本が14冊あって、それが色んなところに隠されている、その14冊には図書館であるような貸出カードがついていて、その本を見つけて買った場合、その本をイメージして書かれたイラスト特製カードをプレゼントというフェアが開催されていた。なんと安部公房の本がそのうちの一冊だった。で、やくしまるえつこも未知の領域の楽しみだ。さっそく音を聞いてみようと思う。楽しみだ。


無関係な死・時の崖 (新潮文庫)無関係な死・時の崖 (新潮文庫)
(1974/05)
安部 公房

商品詳細を見る


R0010812.jpg

安部公房は筒井康隆と並んで好きな作家だ。そして「無関係な死」は以前文庫で持っていたが紛失。その貸出カードを見つけて、これかぁ!となんだか得し気分で嬉しかった。本当は安部公房辞典というようなタイトルのものを探していたのだけれども、カードに魅かれて、購入決定。そしてその足で先ほど云ったように、やくしまるえつこのコーナーに行って見た。そこには結構目を引く本が並べてあった。その中になんと牧野信一もあり、共通項を見出し、これもなんだか嬉しい気分になった。

レジでは知らないふりをしてしまった。なんかカード入ってたんですけどなんですか、とか言っちゃって。我ながらなんとも哀れだ。なんでそうなるのだろうか。たぶん思い出すにテレがあった。カードは入ってたよやったね!と云えなかった。懇切丁寧にフェアの内容を教えていただきました。ひみつの本、14冊のひみつの本。そして、ページを開くことなく貸出カードの存在を確認しなくとも、この本が該当の本だとわかっていた。凄いなぁ。
ちなみにお店の方曰く、このフェア28日から閉店までの3日間開催なんですが、すでに今日の朝(9月29日10時30頃)の時点ですでに10枚発見されてますと云っていた。
こういう宝探し的なイベントは好きなんだなぁと自分を再発見した。
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服飾と古本が人生の両輪です。


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