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2014/01/25 (Sat) John Lobb Seymour 後篇



銀座RESHさんへいろいろとお話を伺ってきました。このRenewal、Rebornしたセイムールについて。

到着して、先ず高速ブラッシング。見事に色が馴染んでゆき、ぼくの乾拭きを余裕で凌駕して表情を変化させてくれました。よりアンティーク調に。

クリーニングの手順を聞いた範囲でここに記録しておきます。
肝要な基本は革に負担がかからないようにする。
リムーバーでワックスを落とす。そしてブラシを軽くトントン叩くと割れるのでそれを除去してゆく。割った後にアニリンカーフを塗布。
水洗い(おそらくサドルソープで)
乾燥後にデリケートクリーム。そして今回はWolyのWAX COLOR CLASICのミディアムブラウンを使ったとのことでした。


色合いの変化の理由を次のように説明していただきました。ぼくが買った時点でどういう状態だったかというと、乾いて革の色が抜けているところに傷を目立たさせなくする為にワックスを。そのワックスゆえに余計に乾燥していた。その状態から上記クリーニング後にすっぴんになって、革の力がミディアムブラウンのクリームを吸い込みこの色に仕上がった。ただしミディアムブラウンのクリームを使っても極端に色が濃くなるわけではない。それは、台の上に置いてあるダークブラウンの作業用レザーシートに、デリケートクリーム、色に合わせて乳化性クリームやワックスカラ―を使って、それがどういう変化になるかということで実証しれました。前者二つはそれぞれ異なる艶が出る、少しの艶と強めの艶が出るが色味は変わらない。後者は艶とほんのり色が濃くなった。

WOLYと聞いたときピンときました。なにしろこのWolyのワックスカラ―クラシック・ダークブラウンを先日ちょうどコードヴァンのシガーの為に買い求めていたので、効果は確認済み。コードヴァンに使うその前にクレバリーで使ってみたのですが、色が極端に濃くなるということには無いけれど、着色力、復元力は確かにあります。


変化の理由は革とクリームの相乗効果でした。それから事前に撮った写真が明るすぎた可能性があり、その印象に引っ張られ過ぎた。勿論、それでも色味が施術前より濃くなったのは間違いない。

もう一度預けていただければ、更にワックスの残り、キワの黒ズミをもう少し除去してもう一段綺麗な状態に出来るでしょうということだったのですが、今回の仕上がりに満足だったので、丁重にお断りしました。もしかしたらもうワントーン薄い色の仕上がりをぼくが求めていると気遣ってくれたのかなと想像しましたが、それはまた機会をみて実行しても遅くない。何より嫌な艶感が無くなり、自然な艶となり、もっちりした革になったのが収穫です。


R0011422.jpg

施術前の靴の状態の可能性の話の中で、油性ワックスで傷を目立たせなくしていたと言われた時に納得しました。買ったときは全く気づかなかったクラックがありました。左足の履き皺に。

R0011419.jpg

購入前にじっくり見たつもりでしたが、まんまとワックスで目立たなくなっていたわけです。少々残念でしたが、これを悪化させないようにするにはデリケートクリームがいいとのことでした。勿論、油性ワックスで隠すことも出来るけれども革の為にはデリケートクリームで下地を作って色の入ったクリームを使うというのがよい。

デリケートクリーム買おうかな。実は大震災で棚から落下して瓶が割れました、三分の二は残っていたのに。なかなかいい匂いが辺りに立ち込めていました。それ以来、問題なさそうなのでデリケートよりロウ成分が多くアニリンカーフクリームで代用しています。ただよりロウ成分が少なく水分が多いデリケートの方が革には優しく自然な艶が出ると今回学びました。

しかしサフィール系のクリームと比較してみたい願望が秘かにあります。

R0011429.jpg

紗乃織靴紐(サノハタ) ダークブラウンのシューレース

国内で職人が一本一本手作業で作っているこだわりの逸品とのことで、試しに購入しました。蝋で結構べたつきますが、すぐ取れるとのこと。

編み目が粗いです。決して雑という意味ではなくローゲージとでもいいましょうか、風格がありレトロな印象になります。紐の先端は金セルが施してあります。お店の方曰く、ビニルを熱で収縮させる技術はなかったであろう時代ではシューレースの先端はこのような加工がされていたのではないか、というお話でした。

エレガントというよりは丈夫風、ますらおぶり。


R0011418.jpg

最後にこれがミュージアムカーフかどうか尋ねると、うーん判断が難しい。おそらくこのセイムールは結構古いものと思われるので、ミュージアムカーフか否かはわからない、しかしジョンロブは毎年毎年さまざまな種類が出るので、可能性はあるがさらに特定が難しい。現物を見るとミュージアムカーフのように見えるが断言はできない、とのことでした。


エージングでもミュージアムカーフでもどちらでも構わない。現状にまで回復したジョンロブの革の凄さと、ナイスな革のムラ感、シルエット、意匠。廃番になってしまったものを手に入れられて良かった。

そしていろいろ丁寧に教えてくださった銀座RESHの方どうも有り難う御座いました。

ひと段落したのでコーディネートを考えよう。

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comment











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John Lobb 

こんにちは!
素敵な靴との出会い、おめでとうございます!RESHに預けられてたのは修理ではなくクリーニングだったのですね。ブローグの穴を塞いでいたワックスも取れ、すっきりですね。僕もRESHで丸洗いをお願いした事がありましたが、色味回復の効果も期待できるとは…初耳でした(僕が預けたのは黒靴だったので)。

こちらの靴には古き良き英国靴に特有の男らしさがあって良いですね!まさに仰る通り、益荒男ぶり!
クラックは今の状態であれば恐らく問題ないと思いますが、もし気になるようでしたら、Brift Hに相談されると良いと思います。かなり状態の悪いクラックでも何とかしてしまう、実力派です。

2014/01/26 15:16 | シロ [ 編集 ]


偶然か必然か 

シロさん

こんにちは!コメント有難う御座います!

益荒男ぶり賛同していただき嬉しいです。

実はRESHに預けたのは修理ではなく、ケアだったんです。誤解させてしまってすみません。ラバーでのオールソールの相談もしてきました。やはり価格設定が良心的ですよね。


シロさんも丸洗いお願いしたんですね、丸洗いに疑問を持つ意見もあるようですが、試してよかったです。
聞いた話によるとアメリカでは革靴の水洗いは普通に行われているとのことでした。本当でしょうか。
色味回復は偶然で(革の質を考えると必然でしょうか)、お店の方も驚いていました。おそるべしジョンロブの革です。

Brift Hのアドバイス有難う御座います。いつかは靴磨きをお願いしたいなぁと思っていたところです。クラックも治してくれるとはやはりすごいお店のようですね。今後クラックが気になるようだったら行ってみますね、おしゃれ激戦区青山に。

そうそう今日ブラックフリースを見に行ってきたのですが、シロさんの気になされていた赤/紺チェックのチェスターが日本にはまだありましたので、あっと思い、うっかり試着してしまいました(笑)。チェック柄の雰囲気がかなり良かったです。ボディとアームの柄合わせがあまりに完璧で腕を動かしたくない位でした。チェスターコートとはいえ、ジャケットの延長で着るのがいいのかもしれないなぁなどと思いました。

2014/01/26 18:03 | decoy [ 編集 ]


靴の丸洗い 

decoyさん

ご返信有難う御座います!
靴の丸洗いですが、革靴については定かではないのですが、アメリカにはスニーカーを洗濯機で洗う習慣があります。乾燥機に、靴を載せるための台(アタッチメント)が付属しているほどです。そんな国ですから革靴も丸洗いしていても全然不思議ではありません。

あのコート、格好良いですよね!!Made in USAというのも魅力的なポイントです。ミシンステッチが主ではありますが、ところどころに手仕事の雰囲気が感じられて…次のシーズンを楽しみにする事とします!(笑)

2014/01/27 09:55 | シロ [ 編集 ]


靴の丸洗い 

シロさん

アメリカの事情を有難う御座います。スニーカーを洗う習慣があるのですね。革靴もツールとして使い込むという考えの延長で水洗いに躊躇するよりは汚れたら洗うという感じかもしれませんね。あるいはまったく手入れしないか(笑)。ウールのセーターなんかもガンガン洗うと以前聞きました。

小学生のころに土曜日になると、上履きやズック(スニーカーをそう呼んでいました)をベランダでゴシゴシ洗っていたことを思い出しました。そういった習慣は今では無いかもしれませんね、というのも日本でもスニーカーが洗える洗濯機が一部あるようです!全く知りませんでした。妻に聞きましたのですが、藪蛇で「そろそろ新しい洗濯機を」などと云われないように話を打ち切りました(笑)。

そうそうUSA製のコートでした、ブラックフリースも様々な国で生産されるようになりましたのでMade in USAのは嬉しいですよね。Not Fashion but Styleさんも仰っていましたが、サウスウィックUSA製は、はじめ着心地が若干固いのですが徐々に慣れてくる感じが気に入っています。
次のシーズンにブラックフリースで何か心踊らされるものがあるかもしれませんね!

2014/01/27 19:47 | decoy [ 編集 ]


間違えました 

シロさん
紛らわしい書き方をしてしまいました。
Not Fashion but Styleさんもサウスウィック製の良さは仰っていましたが、初めは若干固いのですが徐々に慣れてくる感じが気に入っている、というのはぼくの感想です。

2014/01/28 07:36 | decoy [ 編集 ]


ご参考までに 

40代後半靴マニアです。ブログ興味深く拝見させて頂きました。自分も持っていますよ、セイム~ル。ラストは8695の前の代の、確か4622。20年ほど前に購入(確か当時は定価8万5千円!)、十日に一回くらいのペ~スで履いて、まだまだ現役、幸いクラックひとつありません。ちなみに色はチェスナット・アンティークで、その後染め直しして、今では赤みががったダークオークです。
それはそうと、ジョンロブのミュ~ジアムカ~フは、セイム~ルが絶版となった後に登場した革ですので、お持ちのセイム~ル、ミュージアムカ~フでないことだけは確かです(ズバリ自信あり)(笑)。元のお色は、チェスナット・アンティークかもしれませんよ。昔のチェスナットは今よりもかなり濃い目の色だったので。以上、ご参考になれば幸いです。海外の出来の良い靴、すっかり高くなってしまい大変ですが、今後もお互い頑張ってコレクションして行きたいものですね(^^)v。

2015/04/16 21:17 | 通りすがり [ 編集 ]


 

通りすがり様

コメント、そしてミュージアムカーフと色(チェスナットアンティーク)のご教授を真に有難う御座います。非常に参考になりました。

僕が靴を好きになったころはすっかり高額で縁遠い存在だったため、ただ眺めているジョンロブの歴史にはあまり詳しくなれなかったのですが、これですっきりいたしました!

ゲスト様のセイムールは現役でクラックもなく状態が良いとのことで、
やはり長持ちするのだなと非常に心強いです。永く履けるよう努めようと改めて思いました。

それにしても仰る通り、これはと思う靴はなかなかの価格です。そんなわけでこのセイムールを買った時のように、最近はまた状態の良い中古をまた探そうかなと思い始めています。

また情報交換できると幸いです。よろしければどうぞよろしくお願いいたします。

2015/04/17 08:42 | decoy [ 編集 ]


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服飾と古本が人生の両輪です。


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